タンパク質推し!

タンパク質推し!

「イチオシ栄養素は?」と仮に聞かれることがあったら迷うことなく「タンパク質!」と答えることでしょう。テレビでも書籍でも、あちこちで「推される存在」となったタンパク質。なぜタンパク質を「推す」のか、簡単にまとめてみたいと思います。

「もっとも重要なもの」

タンパク質は英語で”Protein”と綴りますが、その語源はギリシャ語の”Proteios“(もっとも重要なもの・欠かせないもの)にあります。言葉自体でその重要性が体現されているわけです。

3大栄養素における位置づけ

私たちのカラダはどんな組成になっているのでしょう?

【成人の体組成(体重60kgの場合)】

・水分 : 62.6%
・タンパク質:16.4%
・脂質:15.3%
・ミネラル:5.7%
・糖質:1%未満

これだけでもタンパク質がいかに重要な存在かが分かると思います。水分を除けば、カラダの中で最も多いのはタンパク質です。

多彩な役割

しかし、タンパク質の真髄はその構成比だけにあるのではありません。

タンパク質は実に多くの役割をカラダの中で担っているのです。

主な働きは以下のようにまとめられます。

① 筋肉:カラダを支える、動かす
② 運搬:酸素を運んだり、物質を体内・細胞内・核内に取り込む
③ 酵素:体内の化学反応をつかさどる
④ 骨:骨の3割はタンパク質でできている
⑤ ホルモン:インスリンなど大切なホルモンの元はタンパク質
⑥ 免疫:免疫グロブリンはタンパク質そのもの

これを見ると人間が生きていく上で欠かすことができない働きばかりだと思いませんか?

タンパク質の御利益

タンパク質は呼吸では体内に入ってきません。食事で摂るしかないのです。

たっぷりタンパク質を摂るその御利益にはどんなものがあるのでしょうか?

どうですか?

タンパク質、たっぷり摂りたくなってきたと思います。

日々の食事の中にしっかり取り入れ、健康への近道(もしくは王道)を歩いて行きましょう。

まとめ

・タンパク質は「もっとも重要なもの」
・カラダを構成する成分として水分に次いで多い
・その役割は多彩である
・タンパク質をしっかり摂ることによる御利益はとても多い