【書評】心と体を強くする!メガビタミン健康法 藤川徳美先生
広島から分子栄養学を発信され、全国にファンが多い藤川徳美先生の新刊が発売されました。本日はこの書籍について書いてみたいと思います。
藤川徳美先生
藤川先生は1960年広島県生まれの精神科医でいらっしゃいます。
老年期うつの画像診断などで多くの研究・論文執筆をされましたが、
三石巌先生の提唱する分子栄養学の考え方に大きく影響され、
栄養を取り入れた治療を日常診療で展開されています。
なんでも先生のクリニックの階下の薬局さんでは1ヶ月に100kg以上のプロテインが売れるとか!
藤川先生とこぶさん
こぶさんも藤川先生の著書である
「うつ・パニックは『鉄』不足が原因だった」
を読んだときの衝撃は忘れられません。
それ以来こぶさんも栄養をイチから学び直し、診療に取り入れ、
このようなブログを作ったり、人前でお話したりするようになりました。
藤川先生なしでは今日のこぶさんはなかったと言っても良いくらいです。
藤川先生の勉強法・執筆活動
先生は日常診療の傍ら、論文ではなくインターネットや一般書籍を用いた勉強法を進められ、
分子栄養学関連の書籍を次々世の中に送り出して居られます。
藤川先生の影響力は大きく、多くの医師が栄養を学び直し、診療に取り入れています。
また、書籍を通読され自ら栄養療法を実践された方々の声がAmazonレビューなどに集まり、
ただならぬ熱量を感じさせる状況です。
それはまるで「これまでの医療」から時代が変わり始めていく姿と言っても良いかもしれません。
前作「すべての不調は自分で治せる」において藤川先生は
“いかにして栄養が成り立っており、そしてそれをどのように体調改善に生かすか”
について熱くまとめられました。
そして今作。
その具体的方法をより詳細に教授してくださいます。
何をそろえて、どの順番で始めるか、どう調整するか。
その手順がすべて記された「実践マニュアル」の決定版となっています。
もちろんその中で各栄養素がなぜ/どこに効果があるのかについても今一度書かれており、
前作を手に取られていなくても理解した上でメガビタミン健康法に取り組めるようになっています。
さらに今回は「栄養療法に取り組む際に陥りがちな失敗」についてまとめた章も用意されました。
藤川節、炸裂!
こぶさんなどが言うのはおこがましいのですが、
藤川先生と言えばそのザックリ・バッサリな語りの切れ味がすごいです。
この書籍では中盤までは比較的穏やかなトーンで書かれているのですが、
第4章終盤で藤川節とも言うべき語り口が遂に登場します。
「バランスよく食べている人は全員タンパク不足」
「『人類は本来何を食べてきたか』というパラダイムこそ古い」
こぶさんも大喜びでございます!
ああスッキリ!なのです。
前作ともども、多くの悩める人悩んでいない人に届き、
みなさんの健康が保たれますように!
まだ手に取って居られない方はぜひ!
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